【白い船】 (レビュー)
◆島根県の小さな集落に住んでいる少年が教室の窓外に見える海原に白い船が見えると言って先生や周りの人たちを巻き込んで大騒ぎになる話。出てくる人たちはみんな善い人ばかりで少年たちの希望は次から次にかなうことになる。
これは実話である。確かに実話でなければ信用しないよな〜、という映画は数多い。だがしかし、それらだって映像化された時に映画を観ようと興味を惹こうとするものであるかが大事なのである。申し訳ないけど、この作品にはそれがない。「だから何?」なのである。実現不可能に思われたことが実現するということは確かに爽快である。でも、この作品の場合、その規模が小さいのではないだろうか?
また描き方にも当然、問題があって(描き方で上手く持っていくこともできなくはないのでこちらのほうが大問題)先述した善人ばかりの登場人物というのは、ドラマ作りの基本である枷や葛藤がないことにつながるので、目的が達成された時のカタルシスがなくなってしまうのである。そしてストーリーの発端である少年の動機が描かれてないのもこれに拍車をかけている。これは彼だけではなく、他の登場人物にも言えることなのであるが…。(越智)
▼島根県の過疎地域で教師をしている主人公の教え子が教室の外に広がる大海原の向うに白い船を見た。その船とは一体…
0.作品紹介
1.内容
*HOME