【わが故郷の歌】 (レビュー)

◆クルド人の有名歌手ミルザに別れた妻から手紙が。イラクに住む彼女が助けを求めてきたのだ。ミルザは2人の息子を連れてイランからイラクに向う…。この親子3人のキャラクターがナイスなので、珍道中のような感じでお話は進んでいく。しかし、そうは言っても笑いの質が違うので、それほど笑えるわけでもないけど。
この映画が作られたのは2年ほど前のことなんだけど、「フセイン、くたばれ!」のようなセリフがつぶさに出てくるので今、観るのはちょっとタイムリーかも。クルド人の恨みが垣間見える。
子供の笑顔もまた、つぶさに出てくる。たくさんの人が死んだり、難民キャンプでの生活など大変な場面が多いにも関わらず子供たちもたくさん出てきて、その多くは笑っている。なんとなく思うのだが、こんな難しい情勢の中でも子供たちの笑顔さえあれば、生きていく希望になるということを語っているのではないだろうか?そしてまた、登場人物たちの生きる道が観る者に勇気を与えてくれる、そんな作品である。(越智)
▼イラン・イラク国境のクルド人たちが主人公。暗いテーマでも笑えるストーリー展開がいい。だからこそ、また泣けるというものだから。



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