【人生に乾杯!】 (レビュー)
【マーク堀口のこの俳優をマーク!】
珍しいハンガリーの映画よ。映画の中身は昔の有名なアメリカ映画によく似てるわ。それはボニー&クライド。邦題で言うなら「俺たちに明日はない」よね。でも、ハンガリー版のこちらは老夫婦が銀行強盗をやらかしてしまうのよ。面白いでしょ?
なんで老夫婦が銀行強盗をすることになったのかというと、年金生活者なのね。それで家賃さえも払えなくなって、取立ても厳しくなったので、遂に旦那のほうが勝手に銀行強盗を始めるのよ。まあ、旦那さんとしては自分がなんとかして夫の威厳を保ちたいという心情はあったと思うのよ。だって、奥さんのほうは今さら旦那に期待するそぶりを見せない、足腰も弱くなって、奥さんの手助けなしで立ち上がれない時もあるし。けど、夫婦だから一緒に暮らしていくしかない、近所のおばさん(おばあさん?)連中との井戸端会議でも楽しむしかないのよね、っていう生活ぶりだったのよ。
旦那のほうは社会主義時代には、党幹部の運転手をしてして、その時の高級車が自宅にはあるの。それとダッシュボードの中に幹部が置いていったらしいトカレフがあるの。これで犯行に及ぶんだけど、彼のドライビング・テクニックは超一流で追ってくる刑事たちをまくのよね。カッコいいんだよねえ。奥さん、旦那に惚れ直しちゃったりしてるんだわ、これが。しかし、それ以外は結構ゆるゆるの犯行。グラサンにトカレフ持って銀行に押し入ったはいいけど、昼休みで誰もいない。結局、そこはあきらめるのよ。自分で器物破損させても強盗しようとは思わないよ。でも、それがまた面白いんだわぁ。
さて、彼らはその後、どうなるのでしょうか?それは内緒!けどね、あんまり話題になってないかもしれないけど、この作品はオススメよ!楽しめると思うわ。
あと、彼らが犯行を重ねていくところで、ハンガリー国内のほかの老人たちが同様に真似して強盗したり、それから、年金上げろ!とか、2人を支援するデモを始めるのも楽しいのよね。日本でこんなことが起こったら「強盗はいけません」が先んじて、とてもデモになんて発展しないんだろうなあ、とも思ったんだけどね。
0.作品紹介
1.内容
*HOME