【ACACIA-アカシア-】 (レビュー)

◆辻仁成監督、アントニオ猪木初主演作品。観方によって感想が大きく変わると思われる。アントニオ猪木に思い入れがなく、過去作品の印象から辻仁成にも好感を持っていないという、最初から期待値のハードルがかなり低いことを前提で観ると「まあ普通」の映画でした。実生活で子供を8歳の時に亡くしているアントニオ猪木の存在感が絶大で、作品に与えている影響も大きい。キャスティングの勝利と言えるだろう。このことが映像作家・辻仁成の毒を薄めていると思われるが、それでも薄いだけで結局のところ辻仁成映画になってしまっている。正直、辻仁成映画に対する感情を的確に表現する言葉が見つからない、とてもやっかいでヘンな映画。(栗栖)
▼辻仁成監督の6年ぶり新作。主演のアントニオ猪木のキャラが強すぎてどうなのかなという不安はあったのだけど、自然体の演技でそんな心配は全く不要だった。また函館の街がとてもきれいに撮れていて、ストーリーと一体化しているところもすばらしい。持田香織の歌う主題歌もいい。(新堀)



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