【不灯港】
寂れた港町で漁師として働く万造は、父親の残した漁船に乗り、来る日も来る日も沖へ出て網を曳く毎日。たまの楽しみはうらびれたバーで酒を飲むこと。平屋の一軒家に一人暮らし。もちろん、独身。町役場主催のお見合いパーティへ出かけるも、時代錯誤なファッションと寡黙な性格がアダとなり結果は惨敗・・・そんな孤独な男・万造が、ある日コケティッシュで都会的な魅力を持つ美津子に出会い、一目ぼれ。持つものすべてを彼女のために投げうっても、万造はこれまでの人生で一番幸せだった。しかし、そんな幸福な日々は長くつづくはずもなく―。
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