【ポー川のひかり】

イタリアの古都ボローニャ。夏休みに入った人気のない大学の図書館で、大量の古文書が太い釘で床に貫かれるという衝撃的な事件が起きる。容疑者として浮かび上がったのは、事件直後に忽然と姿を消した若い哲学教授だった。教授は全てを捨てて、光あふれるポー川を遠くさかのぼり、岸辺の廃屋に住み始める。そして彼をその風貌から「キリストさん」と呼ぶ、素朴な村人との交流をとおして、生の息吹を蘇らせ、真実を見いだしてゆく―。

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