【フローズン・リバー】

カナダとの国境に面し、モホーク族の保留地を抱えるニューヨーク州最北部の町。2人の息子を育てながら、この町で1ドル・ショップの店員として働く白人女性のレイ・エディ(メリッサ・レオ)は、クリスマス直前だというのに、焦りに焦っていた。待望の新居を買うために家族で貯めていた大金を、ギャンブル依存症の夫が持ち逃げし、姿をくらましてしまったのだ。
夫の行方を探すレイは、ビンゴ会場の駐車場で、モホーク族の女が夫の車を運転している現場を目撃する。追跡して問いつめたところ、女はライラ・リトルウルフ(ミスティ・アップハム)と名乗り、車は「"盗んだ"のではなく、バス停でキーがささったままだったので"拾った"」と主張した。
保留地でトレイラーハウスに暮らすライラは、義理の母に奪われた自分の幼い子供をいつか引き取り、一緒に暮らしたいと願っていた。まとまったお金を稼ぐために、ライラは冬の寒さで固く凍った川を車で渡り、カナダとの国境を越え、アジアからの不法移民を1人当たり1200ドルでアメリカ側に密入国させるという危険な「裏仕事」に手を染めていた。

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